大量消費時代の終わり:夢幻∞大のドリーミングメディア - CNET Japan
CNETと言っても読者投稿の文章ですが
これはなかなか興味深い。
ビッグスリーのお話が出ていますが
自動車産業もあの手この手で頑張っていますね。
最近ではイメージ商法。
この車はこーんなイメージなんですよーと主張して販売する方法です
例えばプリウス。エコですよー!補助金も出るんですよー!
長期的に考えると安いですよー!
っていうイメージで大ヒットしました。
少なくともプリウスユーザーは走行性能を第一に考えて選んでいないはずです。
さらに言うと走行という事すら考えていない人もいるのではないでしょうか。
他には室内空間が広いんだよー!
広々としてまるで自分の部屋みたいだよ!
他には映画やゲームなどで自社の車をタイアップさせて
速くて安い車だよーアピール。
海の向こうでは若干効果あるかもしれませんが
日本ではスポーツカー、チューンドカー=暴走行為というステレオタイプが
割と多いのでピンと来ないかもしれません。
どれもこれも成功しているように見えて結局
ビッグスリーの没落、国内メーカーですら減益。
では何故このように空回りしているか。
結論は一つでは無いですが一つの論として
自分で自分の首を絞めた…というのではないでしょうか。
もちろん不景気という経済的背景も考えなくてはなりませんが、
やれ「他にお金をかけているので車にはかけないようだ」
「若者は車離れしているようだ」。
そしてお金を落としやすい中年層を狙うという構図。
バブルが崩壊し、高いコストをかける事や
利益の低いものに手をだしにくくなった時に
エコ、合理化と言ったユーザーを納得させてしまう魔法の言葉を使いすぎたと
合理化により開発費がかかるスポーツタイプは減少。
数少ないスポーツカーも「エコ」で死亡。
ラインナップには軽自動車、セダン、ワンボックス。
後は内装や外装をゴテゴテさせているだけ。
合理化はラインナップに留まらず雇用者にまで発展していきます。
コスト削減、リストラ。
今まで会社の資産であった人間は次第にコストという名の
会社の資源に変化していったのです。
非正規雇用を増やす事により短いスパンで見たときにコスト削減、増益。
となるでしょう。
しかし日本の自動車関連産業に属する雇用者の数
いわゆる就業人口は約8%程にも達します。
JAMA - 自動車産業
*もちろん自動車産業だけでも無いですがw
全体的に低賃金な労働者が増えるとします。
すると低賃金であるが為、支出を抑えようとします。
支出を抑えるということは需要が伸び悩むという事、
需要と供給のバランスが崩れていき→
供給過多にする事も出来ないので最終的には供給を少なくする
→工場・生産ライン停止→そのまま悪化すると→廃業・倒産。
収入は増えません、全体的に見ても減る一方でしょう。
なのに増税等と言って支出が増えます。
自然的にその他の支出を減らそうとしますよね。
じゃないと自分が破産してしまいますから。
ということはより一層市場が冷え込むことになるでしょう。
それではどうしたらいいのだ?
と、なります。
政府の公的支援が必要だ!と声高に主張するのもいいでしょう。
しかし政府の収入は主に税金・国債です。
公的支援をするには当たり前ですがお金が必要です。
貯蓄がある国なら良いですが大赤字国家の場合はさらに借金して
支援を行うことになります。
これら二つは結局労働者に降りかかってきます。
それでは定額給付金・地域振興券をばらまくと経済が活性化するかも?
これも多分Noでしょう。
経済が停滞している、経済が落ち目だ、というのなら
「あら、これでフルコースいけますわ」とか「よーしパパ車買っちゃうぞー」
となるのかもしれません。
今は経済が最低…もっと下があるかもしれない先の見えないどん底です
余裕ぶっこいて嗜好品を買える人はいるのでしょうかという事。
衣食住、あえて医食住と書かせてもらいますけどこれが危ないんです。
選挙対策にお金ばらまく暇があるならここいらをテコ入れして
こういうことしたので票いれてね!!の方が効果的ですよね(脱線。)
じゃあ労働者の賃上げだ!
自動車業界、家電業界、FF業界、服飾業界大体減益です。
それも売り上げ3割減といったような所も少なくない。
仮に賃上げしましょう。優先順位的に正規雇用者の。
じゃあその上げたお金はどこから湧いてくるのでしょう。
非正規雇用者のリストラぐらいしか回しどころが無いですよね。
色々書いてたら自分の論で八方ふさがりになってしまった・x・;
打開案ってのがいまいち浮かばない!
また追記・修正したいと思います。
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